このページは、「2009年度下半期ブログ」のページです。
埼玉県立歴史と民俗の博物館のスタッフが、博物館のイベントや大宮公園の様子、日々の業務から感じたことなどを皆様にお伝えしていきます。各スタッフが自分の言葉で語りますので、ややつたない表現になることもあるかもしれませんが、大目に見ていただければ幸いです。
3月30日(火)の大宮公園サクラの開花状況の画像です。
土曜日、日曜日は気温が上がらず、かなり冷え込んでいましたが、お花見をしに大宮公園にいらっしゃった方は多かったようです。
サクラはまだまだ6、7分咲きといったところでしょうか。満開予想は4月1日とのこと。今週末が絶好のお花見日和となると良いですね。
大宮公園へお越しの際は是非、当博物館へもお立ち寄りください。特別展「雑兵物語の世界」好評開催中です。
(平成22年3月30日(火) 企画担当 MX)
順調に開花が進んでいるようです。一部の日当たりのよい場所では咲いている花も見られました。
インターネットの桜開花予想サイトでは3月29日満開とのこと。非常に楽しみです。
お花見がてら博物館へ足をお運びください。スタッフ一同お待ちしております。
作業をしている学芸員は、迷惑だと思ったかもしれませんが、準備中に何度も特別展示室に足を運んでしまいました。
初日は、自治会の皆さんを招いて恒例の観覧会で幕あけです。そして、本展の中心資料となる足軽胴と陣笠類(伊澤コレクション)を ご出展くださいました伊澤昭二氏による、ギャラリートーク「足軽胴と私」も行われました
おかげをもちまして、多くのお客様をお迎えすることができました。遠く京都や奈良から駆けつけてくださった方々もいらしたと聞き、 ただただ感謝申し上げる次第です。
ピラミッド型の大ステージには、100領ほど足軽胴がずらりと並び、圧巻の一言です。
この迫力をぜひ会場で味わってください。
足軽胴ステージの展示作業風景と、その完成状況
甲冑研究家の伊澤昭二氏の指導のもと、上から順番に飾り付けました。最上段には、足軽用陣羽織や具足下着を配置し、派手な印象となるようにしています。遠目にも、合印(あいじるし)と呼ばれる胴に描かれた文様がわかると思います。胴から伸びた棒の上に乗っているのは陣笠です。
(平成22年3月22日(木) 特別展示担当 鈴木B級グルメ)
あらかじめ工場で方形の箱をつくっておき、それを現場に持ち込んで組み上げることで、1日で展示室の中央に巨大ピラミッドが誕生しました。
その製作過程を連続写真でどうぞ。
工事と平行して展示資料の搬入作業も始まり、展覧会のオープンも間近です。
完成したピラミッド型大ステージ。頂上に登れば天井のスポットライトに手が届きそうです。 |
①設置する位置を決める。 |
②1段目の組み立て。 |
③2段目に箱を積み上げる。 |
④2段目完成。 |
⑤3段目で一休み。 |
⑥4段目を組み上げて完成。 |
家族で変身ハイッチーズ! |
右?左?どっちかな? |
これであってる? |
お雛さまラリーでもらえるかも… |
博物館の男雛と女雛…? |
ピンバッジはミュージアムショップでも販売中 |
施設改修の長期休館が終わり2/16にリフレッシュオープンしましたが、あっという間に3月になってしまいました。
リフレッシュオープン記念イベントはお楽しみいただけたでしょうか?
少しだけお雛さまに変身して記念写真が撮れる「お雛さまとハイッチーズ!」、7段飾りを実際に飾っていただく「親子で挑戦!正しく飾ろう段飾り」は2月28日をもちまして大盛況のうちに終了しました。その時の様子をお伝えします。
イベントではお客様のすごく楽しそうな笑顔、笑顔、笑顔・・・たくさんの笑顔に博物館が包まれ、スタッフも一緒になって楽しい時間を過ごすことができました。
常設展示室の各所にちりばめられたお雛さまを探し出しキーワードを集める「お雛さまラリー」は今週の3月7日(日)まで開催してますので、ぜひ参加してすてきなプレゼントをゲットしてください。
また、3/14(日)のリフレッシュオープンにちなんだ歴史民俗講座「戦後、埼玉のあゆみ」も申込み受付中です。
席に限りがございますのでお早めにお申し込みください。
それでは博物館でスタッフ一同お待ちしております。
(平成22年3月3日(水) 企画担当 MX)
新メニューの研修に悪戦苦闘 |
きれいな千代紙 |
「お話玉手箱」完成! |
当館は昨年の9月14日(月)から2月15日(月)まで施設の改修工事の為、休館中ですが、
その期間を利用し、ボランティアさんのスキルアップ研修を行いました。
内容は体験メニュー「まが玉作り」・「江戸組紐ストラップ」・「藍染めハンカチ」の製作方法のおさらいと、
新規体験メニュー「お話玉手箱」の研修です。
「お話玉手箱」とは何か?
これは千代紙を貼りつけた小さな小箱の中に、埼玉に伝わる昔話や伝説を巻物にしたものが入っています。
お話は「はっこう鳥」、「日高のダイダラ坊」、「入間の地名」など、10話ほど用意されています。
色とりどりの千代紙が用意されています。
このメニューはボランティアさんと学芸員の協力によって生み出されました。
研修の講師もボランティアさんが務め、皆さん悪戦苦闘しながら製作をおこなっていました。
2月16日(月)のリフレッシュオープンにあわせて販売開始します。皆さんの来館をお待ちしています。
ハンドリフトを使ったケースの配置作業 |
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現在博物館は、長期工事休館あけのリフレッシュオープンに向けて、多忙を極めているところですが、
3月20日(土)から開催される特別展「雑兵物語の世界」の会場づくりも始まりました。
今回使用する展示ケースは、可動ケース30台余りと、高さ6mの大型造りつけケースなど、そして会場の中央には
140領にのぼる足軽胴を展示するピラミッド型の大ステージを製作します。
今日は、可動ケースを配置しました。ケースは鉄骨と分厚いガラスで出来た頑丈なもので、相当の重量があります。
油圧ジャッキと、車輪の付いたフォークリフトの爪が合体したような「ハンドリフト」と呼ばれる道具を使って移動します。
危険な作業なので、専門の業者が慎重に作業が進めました。
昨年は「出張博物館in深谷」「ものづくり工房in深谷」や「埼玉県の文化財に関する出前授業」を開催し、県民の皆様に
埼玉県の歴史や文化に親しんでいただきました。
出前授業は、埼玉の歴史や文化を学習する方々を支援する授業で皆様の申込みに応じて、県内各地の小中学校、
公民館などの学習施設を訪問して実施しています。
講話のテーマは「埼玉の民俗芸能」「埼玉の祭り」「年中行事」「埼玉古墳発掘と稲荷山鉄剣」「歴史と文化から探る寅年」、
体験のテーマは「渋団扇」「木目込み人形」「藍染め」「勾玉」「絵馬」「ベーゴマ」「縄文、飛鳥、平安時代衣装の着装など」
です。
これからも、埼玉県の文化財授業を進め、県民の皆様との交流を深めていきたいと考えています。
刷毛や文化財ドライクロスによる埃の除去 |
刷毛による埃の除去 |
かつては、薬剤を使用して大規模に収蔵庫丸ごと燻蒸殺菌を行っていた博物館も、その薬剤が地球環境や人に害を与えるということで、見直され使用されなくなりました。
そこで、かつて先人たちが行っていた本や衣類の虫干しのように地球に優しいエコロジーの技術に習い、当館でも博物館の資料保存のためにこれまで化学薬品のみに依存した病害虫防除から脱却し、安心・安全で環境に対する負荷を軽減し、持続可能な資料管理を行っていくことの考え方で、毎月2回定期的に実践しています。
また、この目的を達成するために学芸員のみならず館の職員で総合的有害生物管理(*IPM)推進委員会を設置し、文字通り博物館の裏方を支えています。
*IPM(Integrated Pest Management)とは、あらゆる有効な防除手段を合理的に併用し、生物被害の低減を目指すための管理システムです。
| 色づいた楷の木 | ボート池周辺 | 黄色に染まった銀杏 |
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| 初めて噴水があがってるの見ました | 真っ赤に染まったもみじ | 銀杏と当館掲示板 |
まず、当館南側にある『楷の木(かいのき)』。例年は当館の中庭からご覧いただくお客様が多いのですが
残念ながら工事休館中です。
お隣の「100年の森」からご覧いただけますのできれいに赤く染まった様子をお楽しみください。
大宮公園ボート池周囲の木々、大宮氷川神社付近のもみじもきれいです。当館の掲示板とのコラボもなかなかです。
紅葉の赤や黄色もすごく良いのですが、先週末のNACK5スタジアムの橙も残留を確定し本当に良かったですね(^_^)v
(平成21年12月1日(火) 企画担当 MX)
さいたまスーパーアリーナを主会場に開催された「まなびピア埼玉2009」に、県立博物
館施設9館も合同でブースを出展しました。
今回のブログではその様子を紹介しましょう。
オープン前日の10月29日には9館の担当者が集合し、指定されたブースに、それぞれが
持ち寄った館紹介パネルやハンズオン資料のディスプレイを行いました。
寄り合い所帯の割には以外とテキパキと作業は進みました。
ブース設営風景 |
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オープン初日は客寄せのために歴史と民俗の博物館の秘密兵器「寿獅子」を投入し
集客に努めましたが、子供たちからは「あっ、タムケンだ!」と、妙にウケてしまいました。
寿獅子登場 |
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2日目には川の博物館自慢のゆるキャラ「カワシロウ」が登場、各ブースが繰り出す
ゆるキャラをも競演し人気を博しました。
カワシロウに人気集中 |
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3日目は近代美術館がブース内でアートカード・クイズを実施、多くの皆さんが気軽に
アートに親しんでいただきました。
アートカード・クイズ実施風景 |
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にがんばりました。オマケに配ったコバトン消しゴムが好評でした。
ちょっとよろしいですか? |
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最終日、鎧兜の着装や投扇遊びなど大盛況のうちに、嵐のような5日間が終了しました。
撤収作業では最後にパネル剥がしで悪戦苦闘しました。
はがれない~~~~~~ |
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とてつもなく忙しい5日間でしたが、普段はそれぞれ館も違い専門も違う学芸員が、合同ブースに集い、
多くの来場者の目の前で、それぞれの持ち味を活かしつつ共同作業を実施できたことは、それはそれで
貴重な機会であったと思います。
チーム キューレンジャーの面々 |
開催期間中、県立博物館隊キューレンジャーのブースを訪れてくださった来場者の皆さん、誠にありがとうございました。
今度は各博物館で皆さんのご来館をお待ちしています。
(平成21年11月6日(金) 企画担当 裏街道)
緊密にし、博物館事業の振興、職員の資質の向上等を図ることを目的とする会で、研究会
・研修会・施設や展示の見学会などの事業を行っています。
10月23日(金)には「伊香保おもちゃと人形・自動車博物館」と「群馬県立ぐんま昆虫
の森」に県外研修を行いました。
伊香保おもちゃと人形・自動車博物館は、アミューズメント系の博物館類似施設で、開館
以来14年間黒字経営を続けている館です。愛らしい人形、懐かしい昭和の風景と当時の
思い出の自動車などがちりばめられたような展示を見学した後、
オーナーで館長の横田正弘氏から直接展示と経営のコンセプトについてお話し頂きました。
| 来館者をメルヘンの世界に誘うような伊香保おもちゃと人形・自動車博物館の導入部。 | 展示室内はまるで昭和の町に紛れ込んだようです。 | ||
| 昭和の時代を駆け抜けた名車達。ファミリーカーのコレクションも豊富で来館者の記憶を喚起します。 | 横田正弘館長自ら館のコンセプトについてお話ししてくださいました。 |
群馬県立ぐんま昆虫の森は、「身近な自然(里山)の中で生きものを見つけ、その体験
を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育むための役割を果たす。」をコンセプ
トに平成17年に開館した体験型の博物館です。
カブトムシやスズムシをはじめ誰もが子ども時代に親しんだ昆虫の生態展示など「生き
た資料」と触れあう新鮮さに参加者一同が目を見張りました。
| 群馬県立ぐんま昆虫の森の展示室の偉容。安藤忠雄さんの設計です。 | ぐんま昆虫の森には様々な体験メニューがあります。親切に御案内くださった担当の小柏さんには多々感謝です。 | ||
| 展示室のドーム内には西表島の自然が再現されています。 | 亜熱帯の蝶が乱舞するドーム内にいると、まるで楽園に迷い込んだようです。 | ||
| 屋外には45ヘクタールの 敷地に里山の自然が再現されています。補虫網など観察道具も貸し出され、生きた昆虫の生態をその場で観察することができます。 |
異なる個性を放つ二つの博物館でしたが、感性に直接訴えてかけてくるような説得力が両館共通の魅力のように思いました。
今後も研究会や研修会を通じて良い刺激を受け、魅力ある博物館づくりのために役立てていきたいと思います。
博物館は、9月14日から施設の大規模改修工事のため、来年の2月15日まで休館です。
そこでこの期間を使って、市町村の生涯学習施設などをお借りして、博物館の活動や
収蔵資料を紹介する、出張博物館を行うことにしました。
場所をどこにするか、いろいろ考えましたが、博物館にとって馴染みの薄い県北エリア
を候補地として探していたところ、幸いなことに深谷市教育委員会さんに快くお引き受
けいただき、この企画が実現しました。
深谷というとまず思い浮かぶのは「深谷ネギ」、これからの季節鍋料理にはもってこい
の食材です。といきたいところですが、今回は食の文化史ではありません。
深谷市は野菜や花きの栽培など県内随一の農業地帯というイメージですが、中山道9
番目の宿場町であり、郷土埼玉の偉人・渋沢栄一生誕の地でもあります。深谷シネマ
など各種イベントにも積極的に取り組まれ、市民の皆さんの文化活動も盛んなところです。
会場には、そうした方々に喜んでもらえるような深谷市ゆかりの資料を幅広く展示しています。
会期も余すところ半分となりました(11月8日まで)。ぜひ一度、深谷市立図書館郷土資料室へお越しください。
交流企画展「出張博物館in深谷」に関する詳細はこちらで
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深谷市のシンボル、JR高崎線深谷駅舎 |
展示室の様子 上敷免遺跡出土の人面付弥生土器や、渋沢栄一関連 資料、あるいは県指定文化財の「太平記絵巻」など を展示する。 |
(平成21年10月26日(月) 特別展示担当 鈴木B級グルメ)