本館の経緯

 本館は、旧県立博物館と旧県立民俗文化センターを統合し、平成18年4月1日に誕生した歴史、民俗、美術工芸の分野を広域的、総合的、多元的に扱う人文系総合博物館である。
 母体となった2館のうち、旧県立博物館は、昭和46年11月、明治4年の埼玉県誕生から100年を記念して、人文系総合博物館として開館した。その後、昭和57年11月の県立近代美術館の開館を機に、展示室を全面的に改装して歴史系博物館に衣替えし、昭和58年11月に新装開館した。
 一方、昭和55年11月に開所した旧県立民俗文化センターは、民俗芸能及び民俗工芸を調査研究の対象とする施設として全国に先駆けた存在であった。
 その後、平成17年2月に策定された「県立博物館施設再編整備計画」により両館が統合され、収蔵資料はもとより長年培ってきた調査研究の成果を結集して、新たに「埼玉県立歴史と民俗の博物館」として発足した。

沿革

「令和3年度要覧」より