県立歴史と民俗の博物館では、令和3年3月23日(火曜日)からNHK大河ドラマ特別展「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」をNHKさいたま放送局と共催で開催します。渋沢栄一は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、さらに新一万円札の肖像に採用されるなど、今最も注目を集めている埼玉の偉人です。
本展は、近代日本経済の基礎づくりに果たした実業家としての顔のみならず、福祉・医療・教育・平和外交など社会事業家としての姿をクローズアップし、渋沢栄一の生きざまと時代へのまなざしなどを紹介します。
初公開資料など約200点の資料を展示し、渋沢栄一の生涯を紹介します。
展示資料一覧はこちら
〇 NHK大河ドラマ特別展「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」オリジナル・キャラクターができました!
会期:令和3年3月23日(火)~5月16日(日) 【終了しました】
開館時間:9時00分~16時30分(観覧受付は16時00分まで)
休館日:月曜日(ただし、3月29日、5月3日は開館)
前期:3月23日(火)~4月25日(日)
後期:4月27日(火)~5月16日(日)
※ 会期が変更となっておりますのでご注意ください。
※ 血洗島の「獅子頭」と尾高惇忠の「神託」は4月15日(木)までの展示となります。
埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
一般:600円 高校生・学生:300円
20名以上の団体は、一般:400円 高校生・学生:200円
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
※「ぐるっとパス」で観覧できます。
※会場内の過密防止のため、混雑時は入場制限や当日入場分の入場整理券の配布を行う場合があります。
〇 埼玉県に残る「青い目の人形」全12体を一堂に展示
大正末から日米関係は悪化し、憂慮したギューリック博士の呼びかけに応じた渋沢の、国際平和を目指した人形交流事業を紹介します。昭和2年(1927)アメリカの子ども達から約13,000体の人形が送られました。埼玉県には178体がやってきましたが、その後の戦争によりほとんどの人形は失われ、現在では12体が残るのみとなっています。渋沢が平和を願った本県に残る「青い目の人形」全点をご覧いただけるまたとない機会です。
〇 答礼人形ミス埼玉「秩父嶺玉子」復元
渋沢が中心となって青い目の人形のお礼として、アメリカの子ども達に答礼人形が贈られました。埼玉県からは、ミス埼玉として渋沢が名付け親となった「秩父(ちちぶ)嶺(ね)玉子(たまこ)」が、アメリカに渡りました。そこで、当館では答礼人形復元プロジェクトを行って、当時のミス埼玉を約1年かけて復元しました。展覧会で初お目見えします。
〇 初公開、渋沢栄一旧蔵の美術品
渋沢栄一は、財閥をつくらなかったため、美術館が組織されず収集した美術品についてあまり知られてきませんでした。今回の資料調査では、渋沢旧蔵の美術品とみられる作品が、転々と所蔵者の手を渡り伝えられていることがわかりました。展示では、今回新たに発見された渋沢旧蔵の美術品を紹介し、渋沢の美術への関心を探ります。
〇実業家だけではない社会実業家としての顔
渋沢は、『論語と算盤』を著し、関係する企業も500社を超えるなど実業家としての業績が有名です。展示では、古希を過ぎて晩年まで精力的に情熱を傾けた社会事業家としての渋沢の顔に焦点を当てています。埼玉学生誘掖会設立、埼玉会館開館、温故学会設立、養育院運営、日本女子大学校設立など、社会、福祉、教育への想いを紹介します。
埼玉県に残る「青い目の人形」全12体 |
青い目の人形 |
復元された答礼人形「秩父嶺玉子」(当館蔵) |
|
|
|
橋本永邦筆「桜」(福島県白河市・南湖神社蔵) |
渋沢栄一書「温故知新」(東京都渋谷区・温故学会蔵) |
埼玉県立歴史と民俗の博物館 NHKさいたま放送局
(公財)渋沢栄一記念財団渋沢史料館、渋沢栄一記念館、渋沢研究会
埼玉県平和資料館
深谷市、深谷市教育委員会
朝日新聞社さいたま総局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、テレ玉、
東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま支局、
毎日新聞社さいたま支局、読売新聞さいたま支局、FM NACK5
埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL: 048(645)8171
FAX: 048(640)1964