企画展「お茶を楽しむ」
埼玉県立歴史と民俗の博物館では、令和4年1月2日(日曜日)から2月13日(日曜日)まで企画展「お茶を楽しむ」を開催します。
埼玉県のお茶といえば、「狭山茶」が広く知られていますが、秩父地域や県東部などでもお茶の生産が続けられています。
お茶の葉は収穫しただけでは、飲み物になりません。お茶の葉を蒸し、揉み、火を加えることで、飲み物のお茶が出来上がります。そして、美味しいお茶が消費者のもとへ届くまでには、様々な人が関わっているのです。
本展覧会では、埼玉県の茶産地としての歴史を振り返るとともに、お茶が生産・販売され、私たちのもとに届くまでをご紹介します。お家で過ごすことが増えた今、お茶を楽しむ方が増える機会となれば幸いです。
◆企画展のブックレット販売については、こちらをご覧ください。
会期:令和4年1月2日(日)~ 2月13日(日) 【終了しました】
開館時間:9時00分~16時30分(観覧受付は16時00分まで)
休館日:月曜日 ※1月3日、10日は開館
埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
一般:400円 高校生・学生:200円
【団体料金(20名以上)】一般:250円 高校生・学生:150円
※常設展観覧料を含む
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
※「ぐるっとパス」で観覧できます。
※会場内の過密防止のため、混雑時は入場制限や当日入場分の入場整理券の配布を行う場合があります。
(1)狭山茶だけじゃない!埼玉県のお茶生産の歴史がわかる
埼玉県のお茶といえば狭山茶が有名ですが、明治時代には県内全域で郡単位の茶業組合が結成され、お茶の生産技術の向上が図られていました。つまり、狭山茶生産地以外でも、お茶の生産が行われていたのです。また、かつては畑の畔に茶の木が植えられ、県内の多くの地域で自家用にお茶がつくられていました。埼玉県のお茶生産の歴史や現在のお茶産地を紹介します。
(2)「お茶ができるまで」を紹介します
お茶の葉が収穫されてから、飲み物のお茶になるまで、どのような過程を経ているか、御存じでしょうか。お茶の葉を蒸し、揉み、火を加え乾燥させることで、飲み物のお茶が出来上がります。
また生産者が製造、販売を一括して行う形態を「自園・自製・自販」といい、狭山茶の特徴となっています。お茶ができる過程や、お茶の流通構造などを紹介します。
(3)お茶を飲む道具いろいろ
お茶を飲む道具も時代とともに変化してきました。江戸時代や明治時代には、庶民は土瓶や鉄瓶を使ってお茶を飲んでいました。急須でお茶を飲むことが大衆化するのは、大正時代から昭和初期にかけてのことです。その後、お茶の飲み方は多様化し、現代では急須を使ってお茶を飲む人は少なくなっているようです。展覧会を通して、「急須でお茶を淹れるかっこいい人」が増えますように。
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繁田園ポスター(当館蔵) | 高林式粗揉機(当館蔵) | 「狭山時報」第六巻第三号七月号(当館蔵) |
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茶壺(当館蔵) | 茶篩(当館蔵) | 手摘みの新茶 |
(1)記念講演会
「狭山茶の歴史」~馥郁たる香の味を求めて~【本事業は終了しました。】
日 時:令和4年2月12日(土) 14:00~15:30(会場13:30)
講 師:工藤 宏 氏(元入間市博物館 学芸員)
参加費:無料
会 場:県立歴史と民俗の博物館 講堂
定 員:81名
申込方法:令和3年12月3日(金)9:00から、往復はがき又は電子申請にて申込。
往復はがきの場合は「住所・参加者全員の氏名・電話番号〈緊急連絡先〉」を明記のうえ、
当館「展示担当 企画展講演会係あて」に郵送してください。
※1通(1申請)につき、2名まで応募可能。
※応募多数の場合は、抽選のうえ決定いたします。
申込締切:令和4年1月26日(水)必着 ※申込受付終了
(2)歴史民俗講座
「お茶を楽しむ」~埼玉県のお茶事情 歴史・つくる・売る・飲む~【本事業は終了しました。】
日 時:令和4年2月5日(土) 14:00~15:30(会場13:30)
講 師:町田 歩未(当館学芸員)
参加費:無料
会 場:県立歴史と民俗の博物館 講堂
定 員:81名
申込方法:令和4年1月5日(水)9:00から、電話又は電子申請にて申込(先着順)。
※ご好評につき定員に達したため、歴史民俗講座「お茶を楽しむ」~埼玉県のお茶事情 歴史・つくる・売る・飲む~は申込受付を終了しました。
(3)体験イベント 「お茶の淹れ方教室」 【本事業は終了しました】
日 時:令和4年1月29日(土)
午前の部 10:30~11:30
午後の部 13:30~14:30
講 師:日本茶インストラクター埼玉県支部
参加費:無料
会 場:県立歴史と民俗の博物館 講座室
定 員:各回10名
申込方法:令和4年1月5日(水)9:00から、電話にて申込(先着順)。
※ご好評につき定員に達したため、「お茶の淹れ方教室」は申込受付を終了しました。
(4)学芸員による見どころ解説 ※申込不要(当日先着順)【本事業は終了いたしました】
日 時:①令和4年1月9日(日)、②2月13日(日)
いずれも、13:30から30分程度(開場13:00)
講 師:当館学芸員
参加費:無料
会 場:県立歴史と民俗の博物館 講堂
定 員:81名(当日先着順)
後援:埼玉新聞社、テレ玉、FM NACK5
協力:一般社団法人 埼玉県茶業協会、入間市博物館、埼玉県茶業研究所
◆東武アーバンパークライン(野田線)
大宮公園駅下車 徒歩5分
大宮方面から:大宮駅から2駅、乗車約4分
春日部方面から:春日部駅から7駅、乗車約18分
◆駐車場(大宮公園との共用):18台、ほかに身障者用駐車場2台
※周辺駐車場も公園利用者のお客様で混雑しますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
※団体バスでお越しの場合は事前にご連絡ください。
●周辺地図(大)
● GoogleMap
●大型バス経路案内図
埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL: 048(645)8171
FAX: 048(640)1964