第23問の答え
【正解】 狩りに行くところ

 

これは鷹狩絵巻(たかがりえまき)の一場面です。鷹狩とは、訓練された鷹で獲物を捕らえる狩りのこと。
よく見ると、鷹を連れた鷹匠(たかじょう)の姿があります。放たれた鷹が、大きな鶴を捕らえようとしている場面も。訓練された鷹は、自分よりも大きな鶴や鷺(さぎ)などを捕まえることができました。

武芸鍛錬のひとつでもありますが、家臣に鷹を下賜(かし)したり、捕らえた獲物を将軍に献上したりと、主従関係を確かなものにするという面もあったのです。

絵巻の後半部分には、捕らえた獲物をふるまう宴会の場面も描かれており、何やら楽しそうな雰囲気。
武士のたしなみ、ではありますが、スポーツのように楽しんでいたのかもしれません。かの徳川家康も鷹狩を好み、たびたび埼玉県内を訪れ鷹狩を行ったといいます。

鷹狩絵巻 上巻(当館蔵)

 

鷹狩絵巻 中巻(当館蔵)

 

鷹狩絵巻 下巻(当館蔵)

 

鷹狩絵巻 下巻(当館蔵)

 

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