第40問の答え
【正解】 観光ガイドブックみたいなもの

 

江戸時代後半になるとお伊勢参りなど社寺参詣(しゃじさんけい)が盛んになり、各地の名所旧跡、産物など土地の様子が求められるようになりました。

出立前の事前準備として、あるいは居ながらにして旅に出た気分になれる、あるいは旅へのいざないとして、地域ごとの名所図会(めいしょずえ)がつくられました。名所を空中から描いた絵だけでなく、名所の概要や由来など、他の文献を引用しながら解説してくれているページもあります。

『江戸名所図会』巻四、大宮駅氷川明神社(国立国会図書館デジタルコレクションより引用)氷川神社の由来を解説した箇所

 

現在の私たちが、未知の土地へ旅に出る前に事前に調べるために観光ガイドブックを見るのと同じですね…
当時は一生に一度の旅が多く、まさに今の『地球の歩き方』的な利用として人気がありました。

 

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