第45問の答え
【正解】 『新羅郡(新座郡)(しらぎぐん(にいくらぐん))』

 

奈良時代、武蔵国(むさしのくに)は21郡から成っていたと考えられています。

その中で一番新しく作られた郡が新羅郡(しらぎぐん)で、天平宝字2年(758)に新設されたと文献資料に記されています。
武蔵国分寺の創建年代については諸説ありますが、遺跡から新羅郡の郡名瓦が出土しないことから、新羅郡が創設される前年の757年には武蔵国分寺の主要な建物が完成していたとする説もあります。

なお、平安時代の資料には「新座(にいくら)」郡と記されており、新羅から新座に郡名が変更になったことがわかります。

※パネル「国分寺瓦にみる武蔵国の郡名」では、新羅(新座)郡以外に横見郡(よこみぐん)と都築郡(つづきぐん)の瓦も展示されていませんが、武蔵国分寺跡から両郡の郡名瓦は出土しています。

 

常設展示室第3室に展示されているパネル「国分寺瓦にみる武蔵国の郡名」

 

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