出張展示 in 深谷「書画から見よう 栄一と惇忠」

概要
 

 

埼玉県立歴史と民俗の博物館では、令和5年4月26日(水)から6月25日(日)まで、出張展示 in 深谷「書画から見よう 栄一と惇忠」を開催します。

歴史と民俗の博物館は、現在、大規模改修工事のため、長期休館しています。休館期間、より多くの県民の皆様に当館の活動を紹介するため、深谷市の渋沢栄一記念館と連携して、出張展示を行います。

本展では、歴史と民俗の博物館の収蔵資料の中から渋沢栄一に関連する資料を展示します。また、渋沢栄一記念館が所蔵する尾高家旧蔵の絵画資料もあわせて公開します。2館が協力・連携し、深谷市ゆかりの渋沢栄一と尾高惇忠について、彼らに関する書画からその人となりや交流関係を紹介します。

 

 

会期・会場

会期:令和5年4月26日(水)~6月25日(日) ※終了しました

会場:渋沢栄一記念館(埼玉県深谷市下手計1204)

開館時間:9:00~17:00

休館日:令和5年5月29日(月)、5月30日(火)

※会場は埼玉県立歴史と民俗の博物館ではございませんので、ご注意ください。

10名以上の団体の場合は予約が必要です。詳細はこちらを御覧ください。

 

観覧料

入館料:無料

見どころ

(1)栄一ゆかりの書画

渋沢栄一(1840~1931)は、近代日本経済の礎を築いた実業家です。91年の生涯を閉じるまで、約500の企業の設立などに関与、約600の社会公共事業に協力して、あらゆる分野で日本の近代化を推進しました。政治経済や産業での功績が知られていますが、文化に関しても熱心であったことがうかがえ、書の揮毫や漢籍の収集などに積極的に取り組みました。栄一が関与した企業の中には、栄一が揮毫した言葉を社訓として掲げ、今も栄一の理念を表明するものとして受け継がれているものもあります。歴史と民俗の博物館が所蔵する資料の中から栄一ゆかりの書画を紹介します。

 

(2)惇忠ゆかりの絵画資料

尾高惇忠(1830~1901)は、栄一の従兄にして、学問の師にあたります。明治維新後、富岡製糸場の初代場長を務めました。富岡製糸場を辞した後、第一国立銀行の盛岡支店、仙台支店の支配人を務め、日本の産業振興や人材育成に励みました。平成28年度に尾高家旧蔵の絵画資料が渋沢栄一記念館に寄贈されました。これらの絵画資料の多くには、惇忠直筆の箱書を見られ、その絵画を入手した経緯や惇忠の交友の一端を伺い知ることができます。惇忠ゆかりの絵画資料から、惇忠の美術的な趣向だけでなく、惇忠の交流関係を紹介します。

主な展示資料

渋沢栄一の肖像

和田英作筆「渋沢栄一肖像」(当館蔵)
※通期展示

尾高惇忠の肖像

「尾高藍香先生之肖像」(渋沢栄一記念館蔵)
※通期展示

 

栄一が揮毫した書

渋沢栄一書「順理則裕」(当館蔵)
※通期展示

惇忠が娘夫婦に贈ったか

川端玉章筆「嵐山晩秋之図」(渋沢栄一記念館蔵)
※前期展示

主催

深谷市渋沢栄一記念館、埼玉県立歴史と民俗の博物館

交通アクセス
アクセスマップ(渋沢栄一記念館).jpg  

◆電車の場合

 JR高崎線「深谷駅」からタクシーで約16分
 JR高崎線「岡部駅」からタクシーで約16分

 

◆車の場合

 関越自動車道花園ICから約40分
 本庄児玉ICから約30分
 北関東自動車道太田藪塚ICから約40分

※駐車場あり(約170台・無料)

お問い合わせ

埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当 
〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL: 048(645)8171
FAX: 048(640)1964