常設展示
埼玉における人々のくらしと文化
「埼玉における人々のくらしと文化」をテーマに、旧石器時代から現代までを1~10室の展示室で紹介しています。
令和5年10月14日(土)より、第10室(民俗展示室)を全面リニューアルしました。民俗展示室の新しい展示テーマは「火とくらし」です。人々は火を使うことで、くらしをより豊かなものにしました。地域のくらしをはじめ、伝統的な技、祭りや行事に関する資料から、私たちのくらしと火とのかかわりを紹介します。
会期:令和5年10月14日(土)~常設
会場:常設展示室 第1室~第10室
カマドで火を燃やす(桶川市)
常設展観覧料 | |
一般 | 300円 |
高校生・学生 | 150円 |
一般団体(20名以上) | 200円 |
学生団体(20名以上) | 100円 |
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料。
※「ぐるっとパス」で観覧できます。
※特別展、企画展は別途料金を設定しています。
常設展示室の一部では、「特殊展示」として、期間限定の展示を実施しています。この特集展示はすべて、常設展観覧料でご覧いただけます。
以下は、近日中に開催される常設展特集展示(会期順)です。
※会期中に一部展示替えをする場合がございますので、ご承知おきください。
考古特集展示
埼玉の縄文集落
関東地方の縄文時代後期から晩期にかけての集落の特徴は、巨大なドーナツのような形の環状盛土遺構(かんじょうもりつちいこう)です。これは、長期にわたり同じ場所で生活が営まれ、多量の遺物や土などが積み重なって残されたものです。本特集展示では、埼玉県を代表する環状盛土遺構である加須市長竹遺跡などの出土資料を展示します。
会期:令和6年7月9日(火)~令和7年7月13日(日)
会場:常設展示室 第1室
イヌ形土製品(埼玉県教育委員会蔵)
※画像は3方向から撮影したものであり、展示されているのは1体のみです。
民俗コラム展示
花火づくり
花火の種類は打上花火・仕掛花火・玩具花火に分かれ、このうち同心円状に広がる打上花火は「割物(わりもの)」といいます。星と呼ばれる火薬の調合や並べ方によって花火の色や形が変わり、大きければ大きいほど製作の技術が必要となります。
当館が令和5年度に新規収蔵した割物製作資料や、桶川市歴史民俗資料館所蔵の八幡原(はちまんばら)花火関係文書・道具類から、危険を伴う花火師の仕事と秘法とされてきた割物作りについて紹介します。
会期:令和6年8月27日(火)~12月15日(日)
会場:常設展示室 第10室
尺玉 昇小花付三重芯変化菊(当館蔵) | 花火づくりの様子(2023民俗工芸実演) |
美術特集展示
歌仙のおでまし
川越市仙波東照宮(せんばとうしょうぐう)所蔵の重要文化財「三十六歌仙額」は、江戸時代の絵師、岩佐又兵衛が描いた作品です。又兵衛の手による三十六人の優れた歌詠み、「三十六歌仙」の艶やかな“おでまし”をお楽しみください。
会期:令和6年10月1日(火)~12月15日(日)
※会期中展示替があります。
第1期:10月1日(火)~10月20日(日)
第2期:10月22日(火)~11月17日(日)
第3期:11月19日(火)~12月15日(日)
会場:常設展示室 第4室
重要文化財「三十六歌仙額」(川越市・仙波東照宮蔵)
歴史特集展示
江戸時代の狩り
鷹匠(たかじょう)や猟師が鳥獣を追い立てて獲物を捕らえることだけでなく、魚や貝など、海や川の生物を捕ることも広く「狩り」と言えるでしょう。その姿は錦絵や名所・名物・名産を著した「図会」等に見ることができます。描かれた狩りの姿から、江戸時代の狩りのイメージを広げてみましょう。
また、村では農作物を守るため、田畑の作物を荒らす動物を撃つ猟も行われていました。現代でも大きな課題となっている害獣駆除ですが、江戸時代にはどのように対応していたのでしょうか。
会期:令和6年10月1日(火)~12月22日(日)
会場:常設展示室 第7室
火縄銃(当館蔵)
歴史特集展示
館蔵引札コレクション
「引札(ひきふだ)」とは広告宣伝の目的で作られ、配布された刷り物のことで、今日のチラシ広告にあたります。江戸時代中期頃、商業の発展に伴って登場したとされ、明治時代に大量に発行されました。引札の「引く」は引き付ける、配布するという意味で使われていたという説があり、「客を引く札」「広く配る札」と考えられています。
本展では引札の絵柄に注目し、前期「なぜあの人が引札に」、中期「めでたい!恵比寿尽くし」、後期「当時の暮らしをのぞく」とそれぞれ異なるテーマで紹介します。
会期:6年11月26日(火)~令和7年3月9日(日)
※会期中展示替があります。
前期:11月26日(火)~12月22日(日)
中期:12月24日(火)~1月26日(日)
後期:1月28日(火)~3月9日(日)
会場:常設展示室 第9室
美術特集展示
山水に遊ぶ
山水とは、そびえる山々や河川の流れる景色のことです。東洋美術では、理想とする自然の景色を描くことが重要とされ、墨の濃淡や筆運びによって様々な山水が表現されました。当館が所蔵する山水画を紹介するとともに、近年修理された作品を公開します。
会期:令和6年12月17日(火)~令和7年3月9日(日)
※会期中展示替があります。
前期:令和6年12月17日(火)~令和7年2月2日(日)
後期:令和7年2月4日(火)~3月9日(日)
会場:常設展示室 第4室
春木南湖筆「山水図」絹本墨画(当館蔵)※前期展示
民俗コラム展示
ちっちゃな縁起物
寺社の授与品や門前町の土産物といった、神仏の霊験にあやかることのできるものを「縁起物」といいます。縁起物には五穀豊穣や商売繁盛、無病息災などの願いや祈りが込められており、人びとに親しまれてきました。県内では、達磨や獅子頭、動物をモチーフとした張子や練物が製作されています。
本展では、令和7年の十二支である「巳」の置物をはじめ、当館所蔵の縁起物をご紹介します。
会期:令和6年12月17日(火)~令和7年3月16日(日)
会場:常設展示室 第10室
特集展示
国宝太刀・短刀の公開
当館では、武蔵武士の大河原(おおかわら)氏が備前長船派(びぜんおさふねは)の刀工景光(かげみつ)と景政(かげまさ)に作らせた太刀、そして景光が制作し、後世、上杉謙信(うえすぎけんしん)が所持したことから「謙信景光(けんしんかげみつ)」と呼ばれる短刀を所蔵しています。
本展示ではその国宝「太刀 銘 景光 景政」と「短刀 銘 備州長船住景光」(謙信景光)を公開します。
会期:令和7年1月28日(火)~3月2日(日)
会場:常設展示室 第3室
2階 |
ミュージアムショップ、カフェ、無料休憩コーナー、幼児コーナー、授乳室、自動販売機 |
1階 |
エントランスロビー、総合案内・チケット売場 【常設展示室】 【ゆめ・体験ひろば】 【特別展示室周辺】 |
地階 |
【常設展示室】 【講堂周辺】 ※地階について、常設展示室側と講堂側に行くにはそれぞれ別の階段をご利用ください。通り抜けはできません。 |