●展示概要

        

 大宮公園は、明治18(1885)年に開園し、今年で開園130年を迎えます。開園以来、特に明治末期から昭和初期にかけては東京近郊の行楽地として多くの来園者が訪れた場所でした。
 それ以前の大宮公園一帯は、武蔵一宮として知られる氷川神社の境内地でした。さらにさかのぼると、点在する縄文時代以降の遺跡から古くから人々の営みがあった土地であることもわかっています。
 この企画展では、氷川神社と公園内の遺跡などに焦点をあて、近世以前のこの地域の姿を探り、明治時代以降の氷川神社そして公園としての歩みをたどります。埼玉県指定文化財「氷川神社行幸絵巻」をはじめ、長くこの地域の中心となってきた氷川神社所蔵の文化財、開園に関する資料、大宮公園をテーマとした文学、美術作品などによって大宮公園一帯の歴史と文化を紹介します。

●主な展示資料(会期中、一部展示替えを行います。)

 

埼玉県指定文化財 氷川神社行幸絵巻 部分 明治22年 武蔵一宮氷川神社蔵
仮殿遷座祭絵巻 下巻 部分 昭和19年 福宿光雄 画 武蔵一宮氷川神社蔵
官幣大社氷川神社境内乙図 明治11年 部分
武蔵一宮氷川神社蔵
一の鳥居修営記念手拭原図  
昭和30年 北沢楽天 
武蔵一宮氷川神社蔵
大宮氷川公園 昭和5年 川瀬巴水 当館蔵
佐々木可村設計氷川公園ノ図(写)原本は明治17年
(公財)東京都公園協会蔵
聖観世音菩薩坐像
 江戸時代 満福寺蔵
さいたま市指定文化財
氷川神社東遺跡出土 口琴
平安時代 さいたま市教育委員会蔵
●期間
平成27年3月21日(土・祝)~5月10日(日) 9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)
●会場
埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
●観覧料
一般400円、高校・学生200円
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1人含む)は無料
●主催
埼玉県立歴史と民俗の博物館
●後援

埼玉新聞社、テレ玉、FM NACK5

●協力

武蔵一宮氷川神社、「ミュージアムヴィレッジ大宮公園」連絡協議会

●広報協力

東武鉄道株式会社

●問い合わせ
埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL 048-645-8171  FAX 048-640-1964