特別展
由来 伝来
名刀の一千年
名刀の一千年
●展示概要
名刀の魅力には名工の手による優れた美術工芸品という面だけでなく、歴代の所有者にまつわる伝承や史実によるものがあります。
刀は時には所有者の死とともに墓に副葬され、またある時には願いを込めて社寺に奉納されました。
今回は平安時代末の奥州藤原氏ゆかりの刀から江戸時代の大名家ゆかりの刀までを展示いたします。刀の美しさとともに、刀に込められた人々の思いをさまざまな角度から紹介します。一千年の間、刀がたどった歴史を通して、刀の歴史的な側面についても御紹介します。
今回は平安時代末の奥州藤原氏ゆかりの刀から江戸時代の大名家ゆかりの刀までを展示いたします。刀の美しさとともに、刀に込められた人々の思いをさまざまな角度から紹介します。一千年の間、刀がたどった歴史を通して、刀の歴史的な側面についても御紹介します。
【第1部】
(1) プロローグ・来世を見守る刀…墓の副葬品としての刀の歴史的な意味を紹介します。
(2) 華麗なる奉納刀の世界…社寺に奉納された刀を紹介し、奉納のあり方と
それに込められた奉納願主の思いを探る。
(3) 中世武蔵の戦国模様…戦国武将ゆかりの刀を通して中世における刀の存在意義を紹介する。
(4) 武家のステイタスシンボルとしての刀…江戸時代の大名や家臣に伝わる刀を通して、
(3) 中世武蔵の戦国模様…戦国武将ゆかりの刀を通して中世における刀の存在意義を紹介する。
(4) 武家のステイタスシンボルとしての刀…江戸時代の大名や家臣に伝わる刀を通して、
江戸時代の刀の歴史的な意味について紹介します。
コラム1 描かれた刀剣伝承…刀剣にはさまざまな伝承が残されています。
コラム1 描かれた刀剣伝承…刀剣にはさまざまな伝承が残されています。
それらを描いた絵巻物を通してその伝承を紹介します。
コラム2 愛刀鑑賞…いつの時代も変わらない愛刀への思いを紹介します。
コラム3 民俗行事に息づく太刀…初節句の飾り物であるドヤ、大山信仰に使われる奉納木太刀など、
太刀を使った民俗行事を紹介します。<BR>
【第2部】
埼玉県第50回名刀展…埼玉県刀剣保存協議会が年1回行ってきた名刀展を同時開催します。
【第2部】
埼玉県第50回名刀展…埼玉県刀剣保存協議会が年1回行ってきた名刀展を同時開催します。
今回は第50回にあたる記念展です。会員が所有する名刀18振と小道具を展示します。
●開催日時
平成18年10月7日(土)~11月19日(日) 午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時00分まで)
休館日 10月16・23・30日、11月6・13日の月曜日
休館日 10月16・23・30日、11月6・13日の月曜日
●主催
埼玉県立歴史と民俗の博物館・文化庁
●共催
埼玉県刀剣保存協議会
●会場
埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
●関連事業
■関連事業1 講演会「戦国武将と名刀」
平成18年10月22日(日) 午後1時30分~3時 講堂
講師:小笠原信夫氏(東京国立博物館名誉館員)
定員:150名 聴講無料
申込方法:1か月前から電話受付いたします。先着順です。
※展示室入場の際には観覧料が必要です。
■関連事業2 歴史講座「刀剣からみた江戸時代」
平成18年9月16日(土) 午後1時30分~3時 講堂
講師:岡田賢治氏(川越市教育委員会)<BR>
定員:150名 聴講無料<BR>
申込方法:1か月前から電話受付いたします。先着順です。<BR>
※展示室入場の際には観覧料が必要です。<
■関連事業3 実演会
平成18年11月3日(金・文化の日)
午前10時~正午、午後1時30分~3時 当館エントランス
鎺師(はばきし)・刀身彫師(とうしんぼりし)・刀研師(かたなとぎし)・白鞘師(しらさやし)
柄巻師(つかまきし)の方々による実演です。
事前申込みは不要です。見学無料
※展示室入場の際には観覧料が必要です。
※展示室入場の際には観覧料が必要です。
■関連事業4 子ども向け体験学習
平成18年10月28日(土)
午前10時~正午、午後1時30分~3時 当館エントランス
ペーパークラフト「国宝景光」の短刀をつくろう
参加費100円。当日受付いたします。定員30名です。
※展示室入場の際には観覧料が必要です。
■関連事業5 展示解説
10月14日(土) 10月21日(土) 11月11日(土) 11月19日(日)
各回とも午後2時から特別展示室にて、展示内容を解説いたします。
※事前申込は不要です。
●展示資料画像
道憲作 十文字槍
(どうけんさく じゅうもんじやり)
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短刀 銘 備州長船住景光
(たんとう めい びしゅうおさふねじゅうかげみつ)
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太刀 銘 備前国長船住左兵衛尉景光、作者進士三郎景政
(たち めい びぜんのくにおさふねじゅうさひょうえのじょうかげみつ、さくしゃしんしさぶろうかげまさ)
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●主な展示資料
特別展「由来 伝来 名刀の一千年」展示替資料一覧
申し訳ございませんが、都合により下記の資料は展示期間が限られております。指定 | 資料名称 | 点数 | 所有・管理者 | 展示期間 | |
1.華麗なる奉納刀の世界 | |||||
-- | 足利晴氏書状(大内氏文書) | 1 | 個人 | ---- | 10/31~11/19 |
-- | 太刀 | 1 | 熊谷市熊谷寺 | 10/7~10/22 | 10/26~11/17 |
-- | 高力高長覚書(十二月晦日) | 1 | 仙台市博物館 | 一週間ごとに展示箇所を入替 | |
2.中世武蔵の戦国模様 | |||||
県指 | 絹本着色足利政氏像 | 1 | 久喜市甘棠院 | 10/7~10/22 | ---- |
国宝 | 上杉景勝腰物目録(御家の名刀、二十八腰) | 2 | 山形県米沢市上杉博物館 | 一枚目 10/7~10/29 |
二枚目 10/31~11/19 |
国宝 | 小サ刀拵(短刀景光の拵) | 1 | 埼玉県立歴史と民俗の博物館 | ---- | 11/7~11/19 |
国宝 | 黒漆合口打刀拵(姫鶴一文字の拵) | 1 | 山形県米沢市上杉博物館 | 10/7~10/22 | ---- |
重美 | 黒漆打刀拵(太刀 銘長船長光の拵) | 1 | 山形県米沢市上杉博物館 | 10/24~11/5 | ---- |
重文 | 太刀 銘 綱廣 | 1 | 鶴岡八幡宮 | 10/7~10/22 | ---- |
重文 | 桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵え(太刀 銘 綱廣の拵) | 1 | 鶴岡八幡宮 | 10/7~10/22 | ---- |
重文 | 太刀 銘 綱家 | 1 | 鶴岡八幡宮 | 10/24~11/5 | ---- |
重文 | 桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵え(太刀 銘 綱家の拵) | 1 | 鶴岡八幡宮 | 10/24~11/5 | ---- |
重文 | 太刀 銘 康国 | 1 | 鶴岡八幡宮 | ---- | 11/7~11/19 |
重文 | 桐鳳凰蒔絵糸巻太刀拵え(太刀 銘 康国の拵) | 1 | 鶴岡八幡宮 | ---- | 11/7~11/19 |
県指 | 乙千代書状 | 1 | 個人 | 10/7~10/29 | ---- |
県指 | 北条氏邦印判状 | 1 | 個人 | ---- | 10/31~11/19 |
3 武士のステイタスシンボル | |||||
-- | 享保名物帳 | 2 | 東京国立博物館 | 10/7~10/29 展示箇所を入替 |
10/31~11/19 展示箇所を入替 |
エピローグ 民俗行事の中に息づく太刀 | |||||
-- | 東海道五十三次細見図会 程ヶ谷 道中風俗 | 1 | 神奈川県立歴史博物館 | 10/7~10/29 | ---- |
-- | 良弁滝(歌川貞秀) | 1 | 神奈川県立歴史博物館 | ---- | 10/31~11/19 |
コラム1.源氏の宝刀 髭切と膝丸 | |||||
-- | 髭切膝丸絵詞 | 1 | 埼玉県立歴史と民俗の博物館 | 一週間ごとに展示箇所を入替 | |
コラム2.『松崎天神縁起』に描かれた愛刀鑑賞 | |||||
-- | 松崎天神縁起(模本) | 1 | 東京国立博物館 | 10/7~10/29 | ---- |
県指 | 太平記絵巻 第六巻 | 1 | 埼玉県立歴史と民俗の博物館 | ---- | 10/31~11/19 |
●問い合わせ
埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示担当
〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL 048-645-8171 FAX 048-640-1964
〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL 048-645-8171 FAX 048-640-1964