職人のわざとカタ-商品の誕生-

●展示概要

        

 
 
 職人は熟練の手業に加えて「型(カタ)」を用いることで、規格や品質のそろった製品である「商品」を大量に生産して日本の暮らしを支えてきました。本展示では「型」を用いた職人の「ものづくり」をテーマに、浴衣や印半纏、和傘、和菓子など衣食住に関わる品々や、人々の心を潤した雛人形や押絵羽子板、張り子人形など埼玉の職人が精根こめて作ったさまざな製品を型や製作工程品とともに紹介します。

 また、比較資料として文明開化の窓口「横浜」の職人が使った「船の碇」や「赤い靴(西洋靴)」の木型なども紹介いたします。熟練の「技」と使いこまれた「型」が織りなす職人の「ものづくり」の世界をどうぞお楽しみください。
 
●開催日時
平成24年10月6日(土)~11月18日(日) 午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時00分まで)

休館日 月曜日(10月8日は開館)
●主な展示資料
 
「四季風俗図屏風」より傘職人と団扇職人
和菓子(落雁)の木型と製品
江戸木目込人形の工程品と製品 
菅原道真像「東風」
藍染め長板中型の型紙
武州だるまの木型
押絵羽子板「矢の根」
「大山独楽」の工程品
(神奈川県立歴史博物館蔵)
西洋船の碇の木型
(横浜市技能文化会館蔵)
 ※所蔵者の記載のない資料は全て当館蔵 
●問い合わせ
埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL 048-645-8171  FAX 048-640-1964