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ペーパークラフト「ポチ袋(おせんべつ袋)」

 

令和4年12月に公開した当館オリジナルのポチ袋(お年玉袋)に続き、大きめのポチ袋を作成しました。
紙幣を折らずに入れられますので、おせんべつ袋や封筒代わりとしてなど様々な場面でお使いいただけます(A4サイズでの印刷を推奨)。
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ポチ袋(おせんべつ袋) 説明
引札(犬図).jpg 当館収蔵の「引札(犬図)」(製作者 児玉新町 山二平田屋平次郎)の柄をポチ袋にしました。
「引札(ひきふだ)」とは現在の広告チラシにあたるもので、この引札は江戸時代の絵師・円山応挙(まるやまおうきょ)の描いた子犬を参照しているようです。
土偶(県教委蔵).jpg 当館常設展示第1室で展示している「原ヶ谷戸遺跡B区第7号住居跡出土中空土偶」(所有・写真提供:埼玉県教育委員会)をデザインのワンポイントにしました。
約3,000年前の縄文時代晩期に作られた、内部が空洞になっている土偶です。山形に眉毛がつながった、柔らかい表情をしています。耳に開いている穴は耳飾りの表現です。
銘仙①(桜).jpg 大正時代から戦前にかけて、「銘仙」と呼ばれる絹織物の着物が女性たちの間で大流行しました。
その「銘仙」から、当館収蔵の「こぼれ桜文様銘仙長着」の柄をポチ袋にしました。出会いと別れの季節にぴったりな桜の文様をお楽しみください。
銘仙②(牡丹).jpg 同じく「銘仙」の中から、当館収蔵の「牡丹文様銘仙長着」の柄をポチ袋にしました。
牡丹を中心に、直線・螺旋・十字・幾何学模様を組み合わせた複雑な模様の銘仙です。
梟・三日月・蝙蝠図.jpg 当館収蔵の「絹本淡彩(けんぽんたんさい)梟(ふくろう)・三日月・蝙蝠(こうもり)図」(画:狩野栄信(かのうながのぶ))から、梟と蝙蝠をモチーフにしました。
狩野栄信(1775~1828)は木挽町狩野家(こびきちょうかのうけ)の8代目にあたりますが、江戸狩野の粉本(ふんぽん)主義におさまらない絵師であり、歴代の中でも異彩を放っています。大和絵や中国絵画、朝鮮絵画を学習し、それを本画にすぐさま反映させ、晩年には豪放な水墨画も残しています。
※ペーパークラフト「ポチ袋(お年玉袋)」が好評だったことから、同じ画像でお作りしました。
ポチ袋折り方.pdf ポチ袋折り方の見本です。

 

《作り方》

(1)「れきみんポチ袋」をダウンロードしてA4サイズの紙に印刷します。用紙は一般的なコピー用紙、上質紙、和紙などお好みでどうぞ。

(2)線に沿ってハサミで切り取ります。

(3)点線に沿って山折りします。

(4)のり付けをします。

(5)できあがり!

           

 

おせんべつ袋としてだけでなく、日常を彩る雑貨としても、お手元でお楽しみいただければ幸いです。