埼玉県立歴史と民俗の博物館では令和6年10月12日(土)から、特別展「鷹のおでまし ―鷹狩の美術―」を開催します。

鷹狩は、訓練した猛禽類を野に放って獲物を捕らえる狩猟法です。古来、天皇や貴族、武家に好まれ、江戸時代には現在の埼玉県を含む武蔵国でも鷹狩が行われました。鷹は有力者しか所有できないため、美術において権力の象徴として表され、鷹が鶴や鷺などの獲物を捕らえる勇猛な姿は数多く描かれました。また、鷹狩を描いた作品には、実際の様子を元にしながら、物語性のある展開が見られます。

本展では、鷹や鷹狩を主題とする美術作品に描かれた鷹に注目し、鷹にまつわる歴史や文化、鷹狩を視覚的に紹介します。

ノート・レポート【ポスター】特別展「鷹のおでまし ―鷹狩の美術―」.pdf

ノート・レポート【出品目録】特別展「鷹のおでまし」.pdf

会期

会期:令和6年10月12日(土)~11月24日(日)

時間:9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)

休館日:月曜日(ただし令和6年10月14日、11月4日は開館)

会場

埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室、季節展示室

観覧料

一般600円、高校生・学生300円

※団体料金(20名以上)は、一般:400円、高校生・学生: 200円。
※常設展観覧料を含む。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料。
※「ぐるっとパス」で観覧できます。

見どころ

 \鷹の絵が大集合!/ 

鷹を主題とする絵画の中でも、よく描かれた画題は3つあります。止まり木である架(ほこ)の上に佇む鷹の姿を描いた「架鷹図(かようず)」、猛禽類が獲物を襲い捕らえようとする様子を描いた「鷙鳥図(しちょうず)」、鷹狩の情景を描いた「鷹狩図」です。
画題が同じ作品であっても、鷹の表現は様々です。本展を通して、生き生きとした多様な鷹の姿を紹介します。

 

 \図録も販売中!/ 

特別展の魅力をぎゅっと一冊に詰め込んだ図録が、当館ミュージアムショップで販売中です。
ぜひお買い求めいただき、ご自宅でゆっくり御覧ください。

<ミュージアムショップ営業時間>10:30~16:00
※博物館の営業時間とは異なりますのでご注意ください。

【図録】特別展「鷹のおでまし ―鷹狩の美術―」
令和6年10月発行 128ページ B5版

主な展示資料

ひらめき岩槻城主・阿部重次が奉納した鷹絵額
埼玉県指定文化財 伝狩野探幽筆「鷹絵額」寛永14年(1637)
(川越市・仙波東照宮蔵、川越市立博物館寄託)

 

ひらめき仙台藩主・伊達重村が愛した鷹の肖像
佐久間栄学筆「白鷹図」明和元年(1764)(社会福祉法人共生福祉会蔵)

©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

ひらめき捉えたのは鶴ではなく、実はコウノトリ!
狩野惟信筆「雪中鷹捉搦鶴図」江戸時代(18世紀)(徳川美術館蔵)

 

ひらめき川へと向かう鷹狩ご一行の物語
「大名鷹狩絵巻」江戸時代(18世紀)(埼玉県立川の博物館蔵)

関連事業

【特別展 関連事業①】
記念講演会「鷹の美術 ‒空を翔る芸術の魅力‒」

鷹の美術、鷹と武家の関わりについて講演を行います。

開催日時 令和6年11月9日(土)14:00~15:30 ※本事業は終了しました。
会場 当館 講堂
講師 水野 裕史 氏(筑波大学芸術系准教授)
定員 150名
費用 無料
申込方法

埼玉県電子申請・届出サービス」または「往復はがき」にてお申し込みください。

<電子申請の場合>
こちら(埼玉県電子申請・届出サービス)からお申し込みください。

<往復はがきの場合>
往復はがきに「住所・参加者全員の氏名・電話番号」をご記入のうえ、下記まで郵送してください。

〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219 埼玉県立歴史と民俗の博物館
展示担当『特別展講演会係』宛て

※1回の申込につき、2名まで有効です。
※応募多数の場合は、抽選のうえ受講者を決定いたします。

定員に若干の余裕があるため、電話受付による追加募集を行います。

参加をご希望の方は、当館展示担当(048-645-8171)までお電話ください。受付時間9時~17時。

※1回の申込につき2名まで。

※定員に達し次第募集を終了します。

申込期間 令和6年9月3日(火)~10月16日(水)必着
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当)

【特別展 関連事業②】
放鷹実演「鷹匠のおでまし」

現役の鷹匠(たかじょう)が鷹を飛ばす実演を行います。鷹が空を飛ぶ壮大な姿をご覧いただけます。

開催日時 令和6年10月27日(日)13:00~ ※本事業は終了しました。
会場 当館 中庭(エントランス入口前) ※荒天中止
協力 岩槻鷹匠会
費用 無料
参加方法 実演の見学は事前申込不要。開始時刻に当館の中庭にお集まりください。
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当)

 

鷹匠体験!(たかじょうたいけん)\20名限定急ぎ/ ※本事業は終了しました。

上記のイベント放鷹実演「鷹匠のおでまし」の中で、鷹をこぶしに乗せて飛ばす体験ができます!人の手から手へ鷹を飛ばします。

対象 小学5年生以上
定員 20名
費用 無料
申込方法

埼玉県電子申請・届出サービス」または「往復はがき」にてお申し込みください。

<電子申請の場合>
こちら(埼玉県電子申請・届出サービス)からお申し込みください。

<往復はがきの場合>
往復はがきに「住所、氏名(中学生以下の場合は保護者氏名も併記)、年齢、電話番号」をご記入のうえ、下記まで郵送してください。

〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219 埼玉県立歴史と民俗の博物館
展示担当『鷹匠体験教室係』宛て

※応募多数の場合は、抽選のうえ受講者を決定いたします。

申込期間 令和6年10月1日(火)~10月17日(木)必着 ※申込受付を終了しました。
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当)

【特別展 関連事業③】
ギャラリートーク「鳥博士のおでまし」

動物学専門の学芸員と、本展担当者が展示作品の鳥について語ります。

開催日時 令和6年11月17日(日)①13:30~14:00、②14:30~15:00
会場 当館 特別展示室
講師 埼玉県立自然の博物館学芸員、本展担当学芸員
費用 参加費無料
※ただし、会場である特別展示室に入るために特別展観覧料がかかります。
参加方法 事前申込不要。開始時刻に特別展示室入口周辺にお集まりください。
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当)

【特別展 関連事業④】
歴史民俗講座「鷹狩絵巻について」

本展に展示される様々な「鷹狩絵巻」について、展示を担当した学芸員が紹介します。

開催日時 令和6年10月19日(土) 14:00~15:30(開場13:30) ※本事業は終了しました。
 会場 当館 講堂
講師 当館学芸員
定員 150名
費用 無料
申込方法

電話」または「埼玉県電子申請・届出サービス」にてお申し込みください。

<電話の場合>
当館(048-645-8171)までお電話のうえ、お申し込みください。

<電子申請の場合>
こちら(埼玉県電子申請・届出サービス)からお申し込みください。

申込期間 令和6年9月19日(木)9:00~定員に達するまで(先着順) ※申込受付を終了しました。
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 企画担当)

【特別展 関連事業⑤】
学芸員による展示解説

特別展示室内で学芸員が特別展「鷹のおでまし ―鷹狩の美術―」の展示解説を行います。

開催日時 令和6年10月14日(月・祝)11月2日(土)11月14日(木・県民の日)11月23日(土・祝)
各回とも 13:30~14:00
会場 当館 特別展示室
解説者 当館学芸員
費用 参加費無料
※ただし、会場である特別展示室に入るために特別展観覧料がかかります。
参加方法 事前申込不要。開始時刻に特別展示室入口周辺にお集まりください。
問合せ先 048-645-8171(埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当)
協力・後援

【協力】城下町岩槻鷹狩り行列実行委員会

【後援】朝日新聞さいたま総局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、テレ玉、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま支局、NHKさいたま放送局、毎日新聞さいたま支局、読売新聞さいたま支局、FM NACK5

交通アクセス

 

電車東武アーバンパークライン(野田線)

大宮公園駅下車 徒歩5分
大宮方面から:大宮駅から2駅、乗車約4分
春日部方面から:春日部駅から7駅、乗車約18分

 

車駐車場(大宮公園との共用):15台

※周辺駐車場も公園利用のお客様で混雑しますので、可能な限り公共交通機関をご利用ください。

※団体バスでお越しの場合は事前にご連絡ください。

 

お問い合わせ

埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当 
〒330-0803
さいたま市大宮区高鼻町4-219
TEL: 048(645)8171
FAX: 048(640)1964