●東国の地獄極楽

 
好評につき、図録は完売いたしました。ご了承くださいますようお願いいたします。
●展示概要
                                
 

 

 

 

                        

 

 県立歴史と民俗の博物館では、平成31年3月16日(土)から5月6日(月・振休)まで、特別展「東国の地獄極楽」を開催します。
 地獄と極楽の観念は、仏教における死後の世界観として古来人々の関心を集めてきました。戦乱や天災に幾度となく見舞われた時代の人々は、常に死を意識せざるを得なかったでしょう。人は「死後どうなるのか」ということに心を傾けました。その中で
育まれたのが、苦しみ多き娑婆(しゃば)世界を厭(いと)い、極楽浄土を求める浄土信仰の美術です。時代状況の変化に伴い、浄土信仰やそれにまつわる絵画・彫刻作品は多彩な展開を見せます。
 本展では、中世以降の東国において人々が、地獄極楽といった死後の世界とどう向き合ってきたのかを、埼玉県に関わりの深い美術品や歴史資料を中心に探ります。


  本展チラシ( ・ )もご覧ください。出品目録はこちら

 

●みどころ

  1 熊谷直実蓮生(くまがいなおざねれんせい)ゆかりの作品が集結!
    埼玉県きっての阿弥陀如来の信仰者は、何と言っても熊谷直実(蓮生)。
   「坂東の阿弥陀仏」と言われた直実には、ゆかりの仏教美術作品がいくつも知られています。
    中でも名品中の名品、重要文化財「絹本着色迎接曼荼羅(ごうしょうまんだら)」(京都府・清凉寺)が当館初出陳!


  2 東国の浄土信仰の歴史をたどる
    東国では、蓮生が交流した僧侶、法然(ほうねん)の創始した浄土宗が広まります。
    その教えは、人々の来世への不安を背景とし、数多くの著名な僧侶たちの活躍によって広められました。
    本展では、地獄極楽への思いの裏に隠された、知られざる東国の歴史をわかりやすく紹介します。

 

  3 あこがれの極楽浄土、そして、怖いけれど見たくなる地獄の様相
    地獄極楽への思いは、人々の想像力を刺激し、様々な「あちらの世界」の様相が造形化されました。
    本展では、美しくきらびやかな極楽浄土の図や、恐ろしい責め苦の光景がリアルに、
    そして親しみやすく描かれる地獄図を、埼玉県の作例を中心に一挙にご紹介します。

 

●主な展示資料
 
 埼玉県指定文化財 
阿弥陀廿五菩薩来迎図
(鴻巣市勝願寺)
重要文化財 当麻曼荼羅図(神奈川県光明寺)
※前期展示(3月16日~4月14日)
鎌倉市指定文化財 寂恵良暁坐像
(神奈川県光明寺)

 

     
重要文化財 阿弥陀三尊像
(福島県いわき市)
熊谷蓮生坊絵詞(埼玉県立熊谷図書館) 重要文化財 
阿弥陀二十五菩薩来迎図(福島県立博物館)

 

 
東松山市指定 
江野楳雪筆 十界図
(東松山市曹源寺)
 
東松山市指定 江野楳雪筆 十界図(東松山市曹源寺)部分
●会期

  会期   平成31年3月16日(土)~5月6日(月・振休)【終了しました】
  開館時間 9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
  休館日  月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)

●観覧料
  一般600円、高校生・学生300円
  20名以上の団体は一般400円、高校生・学生200円
  ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名含む)は無料
●会場
  埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室、季節展示室
●主催
  埼玉県立歴史と民俗の博物館
●協力
  熊谷市教育委員会、埼玉県立熊谷図書館、埼玉県立久喜図書館
●後援

  朝日新聞さいたま総局、埼玉新聞社、産経新聞社さいたま総局、テレ玉
  東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま支局、NHKさいたま放送局
  毎日新聞さいたま支局、読売新聞さいたま支局、FM NACK5

●交通アクセス


東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅下車 徒歩5分 
 大宮方面から  :大宮駅から2駅、乗車約4分
 春日部方面から:春日部駅から7駅、乗車約18分
 


※駐車場(大宮公園との共用):18台、ほかに身障者専用駐車場2台

周辺駐車場も公園利用のお客様で混雑しますので、なるべく公共交通機関を御利用ください。

※団体バスでお越しの場合は事前に御連絡ください。


 ● 周辺地図(大)    
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GoogleMap 
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大型バス経路案内図

●問い合わせ
  埼玉県立歴史と民俗の博物館 展示担当
  〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219
  TEL 048-645-8171  FAX 048-640-1964